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コラム


2013年03月25日
福岡での講演(管理人のひとりごと)


 先週末の土曜日、福岡で様々な自転車の活動をしている人たちの集まりがあり、
事務局の方が「基調講演をしてくれないか」と声をかけてくれたので行って来た。
九州は三度目だが仕事で行くのは初めてだったし、最初は25年以上昔の学生時代
にクルマで通っただけ、前回は会社の慰安旅行で大分から熊本へ抜ける旅だった
ので、福岡を満喫したのは今回が初めてだった。

 色々発見のある旅だったが、最も印象に残ったのは大学生達が一所懸命、学内に
放置されている自転車をリサイクルして売るシステムを作っていることだった。
社会起業家が増えているとは聞いていたが、こんなに真剣に自分たちに何が出来る
か考えているのか、と感動した。

 翌日、福岡市内を歩き回って自転車に関連する標識や施設を見学したが、やはり
他の都市同様、クルマ脳の影響で「自転車は歩道」という意識が染み込んでいる。
駐輪場も市営のものがあるが、10分間停めても100円かかる仕組みなので、駐輪場
の脇に放置自転車が溢れている。

 ただ、唯一希望が持てるのが、街のあちこちに車道を一車線潰して青いレーンを
作り始めたことだ。クルマをいじめる覚悟ができれば自転車なんて簡単に良くなる。
今まで何故出来なかったのか。クルマしか考えてなかったからだ。これからは国も
本腰を入れて自転車対策が動き出す。いずれ福岡も自転車が堂々と車道を走り回る
時代が来るだろう。今から楽しみである。

 管理人 拝
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Posted by 内海 潤 at 15:20:55 on 2013/03/25 [コメント(0)][トラックバック(0)]

2013年03月02日
自転車ADRセンター開設(管理人のひとりごと)


 春一番が吹いて、日増しに春めいて行く今日この頃だが、一見地味なニュース
が先週発表された。一般財団法人日本自転車普及協会が自転車ADRセンターを開設
した、というのがそれだ。自転車事故が起きた際に裁判を行わず、自転車の事故・
トラブルを弁護士立会いのもと協議を行い、『調停・仲裁』により、解決に導く
お手伝いをするというもの。自転車ADRセンター開設にあたって

 このADRセンターの開設には2つの意味がある。1つは自転車事故のスムーズ
な解決に向けて、一定の方向性を示す(相場観を形成する)ことが出来るように
なること。そして2つめは自転車保険の必要性を多くの人に訴えられることだ。
もちろん最初から完璧な組織ではないし法的な権限(強制力)がある訳でもない。
でも、まずは一歩を踏み出した事実を歓迎したい。受付は毎週月・木2日間の内、
10時〜16時のみなので要注意。

 自転車に乗る多くの人達が自転車で他人を傷つけるとは思わずに乗っている。
まったく根拠のない思い込みでハンドルを握っている訳だ。クルマには自賠責
があり、いざと云う時のセーフティネットが存在するが自転車にはそれがない。
auやセブン-イレブンが自転車保険を宣伝してくれたから加入者は増えただろう
けれど、自転車事故の加害者が自転車保険に加入している確率は限りなくゼロ
に近いことは想像がつく。

 自転車を取り巻く法整備は緒についたばかりだ。完璧に整備されるのを待って
いる訳には行かない。そんなギャップを少しでも埋めるためにADRセンターが
開設されたと聞けば少しは関心を持っていただけるはずだ。加害者に補償能力が
ない場合は被害者側が泣き寝入りをすることも多かっただけに、今後は一定の
和解金を提示されることになるだろう。とは云え無い袖は振れないので、自賠責
の自転車版を作る動きが出るに違いないし、そうであって欲しい。

 自転車と云えども車両なのだから、事故を起こせばその責任は重い。それを
意識して運転するのを前提に楽しむことが大切だ。一生を棒に振らないためにも
転ばぬ先の杖は持っておきたいものである。

 管理人 拝
Posted by 内海 潤 at 01:38:38 on 2013/03/02 [コメント(0)][トラックバック(0)]

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管理人プロフィール

内海 潤
(うつみ じゅん)

自転車ツーキニスト。1966年9月14日生まれ(54歳)兵庫県出身。筑波大学卒業後に株式会社リクルートへ入社。振り出しは人事部で社員採用に携わる。転職情報誌「B-ing」、「とらばーゆ」や旅行情報誌「じゃらん」などの営業職を経て、関連会社へ出向。スカパー!局のAct On TV勤務時代には映像制作業務を経験。退職直前に最後の仕事として制作した「発見! 自転車ライフ」は後年、同チャンネルで人気番組シリーズとなり、団長安田さん出演で現在も続いている。退職する一年ほど前から自転車の魅力に取り憑かれて自転車通勤を始め、どんどんのめり込んだ結果、多くの方に広めたいと、18年半勤務したリクルートを自己都合退職して自転車関係の事業会社エクスゲートを起業。自転車通勤者応援サイト「TOKYOツーキニスト」を立ち上げた。活動を通じて後に共著者となるmonoマガジン創刊編集長の飯島氏と出会い、フリーマガジン『読む自転車・ふたつの輪』の編集やJCA(公益財団法人 日本サイクリング協会)機関誌『サイクリングジャパン』の副編集長を経験。飯島氏らと共に自らの身体を実験台にして痩せる技術を確立させ、『これが男の痩せ方だ!』を共著、2011年3月に出版した。2012年2月からはNPO自活研「自転車検定」の復活に尽力。同年4月から東京サイクルデザイン専門学校で自転車のルールやコミュニケーションとプレゼンテーションなどに関して教鞭を執る。2013年1月から2年間は南青山にある株式会社シマノが運営するLIFE CREATION SPACE OVE(オーブ)にて自転車文化の発信に務めた。現在、NPO自活研(自転車活用推進研究会)の事務局長として自転車の市民権確立を目指しテレビ・ラジオへの出演や講演・執筆などを行う一方、超党派の国会議員で構成する自転車活用推進議員連盟の運営を事務方としてサポートしている。双子(一男一女)の父親。