2013年04月08日 |
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自転車活用推進議員連盟の総会報告(管理人のひとりごと) |
去る4月1日の16時、衆議院第二議員会館の突き当たりにある多目的会議室では ギャラリーが100名ほど開会宣言を待っていた。この日行われたのは、およそ1年 と4カ月ぶりの自転車活用推進議員連盟(以下、議連)の総会である。この期間中、 先の選挙で自民党が大勝し政権与党に返り咲いた。議連の幹部は以前から自民党の 先生達だったので文字通り復活した訳だ。民主党時代、自転車については政治上の 動きはなかった。議連は事実上活動をストップしていたのだ。 ところがここに来て、お膳立ては全てが整った。一昨年秋の警察庁通達。そして 昨秋のガイドライン発表。自民党主導による議連の復活。冒頭の挨拶に立った谷垣 法務大臣もいきおい鼻息が荒くなる。想像以上のギャラリーの数に先生達も手応え を感じたに違いない。 2007年の議連総会では、警察庁交通企画課長が「自転車は車道徹底」と宣って、 「パンドラの函を開けた」と云われたが、ようやく6年後に全て整ったことになる。 後世になって振り返った時、今年が歴史の転換点として認識されることになるかも しれないほど、重要な一年になりそうな予感がする。 二階先生が大規模自転車道の整備が遅れていることをネタに、ネチネチと国交省 いじめをしたのはパフォーマンスと考えればご愛嬌だが、矢面に立った鹿野分析官 が可哀想だった。彼は「分かっている」人なだけに見ている方が辛かったが、それ も大勢のギャラリーが二階先生をして「ここぞ」とばかりパフォーマンスをさせた とすれば、決して無駄ではなかったと云えるだろう。後で秘書連中が謝っていた。 NPOの理事がギャーギャー騒いだところで体制に影響はないが、政治が絡むと 世の中は変わって行く。それが日本の伝統だ。従順で善良な市民は聖上(おかみ) が決めたことには素直に従う。世の中を変えたいなら政治の力も借りねばならない。 具体的に動かして行かなければならない。机上の空論を展開しているヒマはない。 期は熟した。雌伏の時は過ぎた。欧米に遅れること数十年だが、それでも今後は 追い付き追い越せの時代が来る。国を挙げて目標に向かうのは日本人の得意技だ。 ターゲットをロックオンすれば、愚直に走り続ける国民性もある意味で美徳だ。 時代が変わる。そんな予感がしている。明治を迎えたサムライ達はどんな心構え で日々を過ごしたのだろう。既得権益を剥奪されて落胆しただろうか。それとも、 新たな時代の訪れに心震わせていただろうか。管理人には失うものがないので当然 ながら心を震わせている。歴史の生き証人として、この局面のあらゆる変化を記憶 してやろうと考えている。自転車を取り巻く環境が、ますます楽しくなって来た。 管理人 拝 |
Posted by 内海 潤 at 22:52:54 on 2013/04/09 [コメント(0)][トラックバック(0)] |
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