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コラム


2015年11月10日
サイクルモード2015が終わって(管理人のひとりごと)


 11月6日からの3日間、遠路はるばる海浜幕張まで通った。毎年のことだが、今年は仕事
が少なくて気合が入ってなかったからか、とにかく疲れた。初日と最終日に深酒したのも
響いたのだろう。例年より入場者数は多かったように思ったが結果は正式発表を待ちたい。

 2年に一度の自転車名人は第6代を数えて、今回は「弱虫ペダル」作者の渡辺 航先生を
選出した。実は自活研の理事会では議論が紛糾して、すんなり渡辺先生に決まった訳では
なかったのだが、結果的に間違ってなかったと信じている。とにかく現代随一の人気者で
サイクルモードというバイアスのかかった会場では無敵の集客力を誇っている。新城幸也
選手もタジタジで、しかも従来とは全く異なる顧客層を開拓してくれている。自転車業界
は感謝状を出さないといけないくらいだ。

 プレゼンターは超党派の自転車活用推進議員連盟プロジェクトチーム座長である参議院
議員の小泉昭男先生。第5代名人の谷垣禎一先生が来るはずだったが、公務が多忙につき
ピンチヒッターとして来ていただいた。小泉先生も大の自転車好きで、クルマに自転車を
積んで来られて表彰を終えた後は川崎市の自宅まで自転車で帰って行かれたほどだ。

 会場に来られた方はお気付きのことと思うが、ジャイアントをはじめ、トレックなどの
ビッグメーカーは既に姿がない。その代わりアクセサリーメーカーや電動アシスト自転車
メーカー、折りたたみ自転車メーカーの健闘が光っている。ハンドメイド自転車の存在感
も大きくなっている。

 要は時代の流れと共に顔ぶれが変わったのだ。ビッグメーカー達は独自に試乗会を開催
できるし、その方が効率がいい。モードに来るユーザーも一時の自転車人気に乗っかった
初心者が減って、新しいプロダクツを見つけに来た中級者が増えたと見ている。近い将来
主催者の企業努力で出展料が下がれば大手は戻って来るかもしれない。「モードやばい」
と囁かれる時期もあったが、今年の会場の入り具合を見る限り最悪期を脱した感がある。

 ハードが一巡してユーザーのリテラシーも上がった。弱ペダ読者が好きなキャラクター
の乗っている自転車を良く分かりもせずに買って変速方法すら分からないといった笑い話
も無いではないが、成熟して来ていると思う。これから求められるのはソフトの提案だ。
上級消費者はモノを買うのではなく体験を買う。自転車のある豊かなライフスタイルの
提案をユーザーたちは待っている。自転車業界全体が試されていると思う。

 管理人 拝
Posted by 内海 潤 at 22:25:44 on 2015/11/10 [コメント(0)][トラックバック(0)]

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管理人プロフィール

内海 潤
(うつみ じゅん)

自転車ツーキニスト。1966年9月14日生まれ(54歳)兵庫県出身。筑波大学卒業後に株式会社リクルートへ入社。振り出しは人事部で社員採用に携わる。転職情報誌「B-ing」、「とらばーゆ」や旅行情報誌「じゃらん」などの営業職を経て、関連会社へ出向。スカパー!局のAct On TV勤務時代には映像制作業務を経験。退職直前に最後の仕事として制作した「発見! 自転車ライフ」は後年、同チャンネルで人気番組シリーズとなり、団長安田さん出演で現在も続いている。退職する一年ほど前から自転車の魅力に取り憑かれて自転車通勤を始め、どんどんのめり込んだ結果、多くの方に広めたいと、18年半勤務したリクルートを自己都合退職して自転車関係の事業会社エクスゲートを起業。自転車通勤者応援サイト「TOKYOツーキニスト」を立ち上げた。活動を通じて後に共著者となるmonoマガジン創刊編集長の飯島氏と出会い、フリーマガジン『読む自転車・ふたつの輪』の編集やJCA(公益財団法人 日本サイクリング協会)機関誌『サイクリングジャパン』の副編集長を経験。飯島氏らと共に自らの身体を実験台にして痩せる技術を確立させ、『これが男の痩せ方だ!』を共著、2011年3月に出版した。2012年2月からはNPO自活研「自転車検定」の復活に尽力。同年4月から東京サイクルデザイン専門学校で自転車のルールやコミュニケーションとプレゼンテーションなどに関して教鞭を執る。2013年1月から2年間は南青山にある株式会社シマノが運営するLIFE CREATION SPACE OVE(オーブ)にて自転車文化の発信に務めた。現在、NPO自活研(自転車活用推進研究会)の事務局長として自転車の市民権確立を目指しテレビ・ラジオへの出演や講演・執筆などを行う一方、超党派の国会議員で構成する自転車活用推進議員連盟の運営を事務方としてサポートしている。双子(一男一女)の父親。