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コラム

管理人のひとりごと

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2015年09月09日
しまなみ海道を走ってみて(管理人のひとりごと)


 先週末の松山出張にかこつけて、今治でもう一泊し、レンタサイクルを
借りて尾道まで続く「しまなみ海道」を初めて走破することができた。
出発の朝は、あいにくの大雨だったが途中からは徐々に回復して行って
尾道に到着する頃には晴れていた。普段、晴れ男を自称しているだけに
面目躍如といったところで嬉しかった。

 しまなみ海道といえば今や、すっかりサイクリストの聖地になっている。
大三島にある道の駅「多々羅夢岬」には、その名の通りの石碑まで立って
いる。管理人は自転車の仕事を始めて10年目。周りからは、しまなみ海道
の素晴らしさを様々な言葉で伝え聞いていたが、残念ながら自分の目で見る
機会に恵まれなかった。

 今治側の出発拠点「サンライズ糸山」で用意しているレンタサイクルの
レベルは高い。今回の相棒はジャイアントのエスケープ。ブリヂストンの
オルディナもある。全行程約70kmをママチャリで走破する猛者もいるが、
やはり疲れ方が違う。ぜひクロスバイクかロードバイクで挑戦して欲しい。

 驚いたのはレンタサイクルが故障した時の対応だ。私はパンク修理セット
を持参していたが自分では修理しないで欲しいとのこと。橋の上では軽トラ
を止めておけない(高速道路上)ので修理できないが、各島であれば連絡
してから20分程度で代わりの自転車を届けてくれる。

 尾道までは青いラインが続いており、初めてでも道に迷うことはない。
残距離数のカウントダウンが励みになってペダルを漕ぎ続けられるのだ。
今治側から出発すれば、アップダウンが多い大島も元気な内に通過する
ことができるし尾道から電車の本数も多い。レンタサイクルの返却場所
も駅前なので安心だから、リピーターほど今治スタートになるそうだ。

 今回は今治駅前にあるゲストハウス「シクロの家」にお世話になった。
夏場と冬場はエアコン代が加算されるが素泊まり2,500円とリーズナブル。
シクロツーリズムしまなみの宇都宮一成さん(なりちゃん)と飲みに行く
こともできたので、今回の小旅行は充実していた。天気が良ければもっと
眺望が良かっただろうなぁ。近い内に再挑戦してみようと思う。

 管理人 拝
Posted by 内海 潤 at 17:26:58 on 2015/09/09 [コメント(0)][トラックバック(0)]

2015年06月01日
改正道交法で自転車の事故は減らせるか(管理人のひとりごと)


 6月1日から改正道交法が施行されて、危険な運転を繰り返す自転車運転者
に安全講習受講を義務化することになった。政府は数ある違反の中から14項目
の危険行為を定めて、3年間に2回以上の検挙で講習を受けさせることにした
訳だが、初日の様子は地域によって温度差があったようだ。

 大阪や福岡など自転車政策に積極的な都市ではパフォーマンスも含めて街頭
での取り締まりが行われたようだ。一方で、東京では警官の姿がまるで見えず
パフォーマンスでもいいから取り締まって欲しかった、という声が聞かれた。

 先週のTBS「ひるおび!」出演を皮切りに、この週末も日テレとフジテレビ
の番組収録があり、今朝はFM J-WAVEに電話出演した。ちょっとした時の人
である。数年に一度こういうことがあるが、今回は私も効果に期待している。
というのも、義務化された講習の内容が思いのほかハードだからだ。

 まず小テストが最初と最後にある。途中に休憩をはさむが、正味3時間も
拘束されて講習料として5,700円も取られる。最後に感想文まで書かされる。
講習会場は免許更新センターになるようだが、行き帰りの時間もかかるから
まるまる半日つぶれることになる。二度と受けたくないと思わせるに十分だ。

 3年間に2回以上、という要件も考えたなと思わせる。考えてみて欲しい。
多くの人が1回摘発されて「やべー」と思う。2回でアウトだから注意して
自転車の運転をしてくれると確実に事故は減る。(と期待している)自転車
のルールについて調べて守ってくれたら更に事故は減る。車道の左側を走る
自転車ばかりになれば、歩道で白杖を折られて困っている視覚障害者の方々
も安心して歩けるようになるだろう。

 ことの成否は実は取り締まりの根幹である警察官にある、と考えている。
自転車で歩道通行を当然のごとく繰り返してきた警官たちこそ車道の左側を
走るようになることが、なによりの説得効果を生む。どうか、市民の手本と
なって背中で語っていただきたい。そして毅然と違反を取り締まってほしい。

 そんなふうに思っていたら、埼玉県戸田市の市会議員で自活研メンバーの
真木先生から写真で報告があった。蕨市の警察官が自転車用のヘルメットを
かぶって車道の左側を走っていたとのこと。埼玉県は自転車利用率の高い県
なので、こういう警察官ばかりであってほしい。

 あらためて写真を見ると自転車レーンや交差点内の矢羽根などインフラの
整備も進んでいるようで羨ましい。やはり 1)インフラの整備 2)教育・
広報 3)取り締まり の3本柱を同時進行させないと自転車文化の向上は
思うように進まない。せっかくの法改正。オリンピック前のこのタイミング
なのだから、絵に描いた餅に終わらせず、歩いて暮らせるまちづくりを実現
させたいものである。今後、海外からの観光客が増えて「郷に入れば、郷に
従え」とばかり自転車で危険行為を繰り返すことになれば目も当てられない。

 管理人 拝
Posted by 内海 潤 at 17:30:08 on 2015/06/02 [コメント(0)][トラックバック(0)]

2015年04月16日
都庁建設局へ提言書を渡しました(管理人のひとりごと)


 雨の日が多かった4月初旬。ソメイヨシノをじっくり愛でる暇もなく慌ただしく
時は過ぎて、既に今月も半分終わり。いよいよ風薫る自転車月間(5月のことね)
がやってくる。ヤァヤァヤァ。街は今、八重桜が満開だ。花ばかりのソメイヨシノ
もキレイだが、花びらの多い八重桜は散り際が良くて、素晴らしい花吹雪になる。

 なんだかバタバタで飛び回っており、飲む機会も多くてブログを更新する暇も
なかったなどと書くと、なんだお前より忙しいヒキタだって、もう少し頻度高く
メルマガ書いとるぞとお叱りをもらうのだが、もともと頭のデキが違うのだから
比べられても困るのだ。

 ともあれ、そのヒキタ理事も同席して4月7日に東京都庁建設局道路管理部を
再訪して来た。前回の打合せで手応えを得られたので、あらためて「+1LANE
PROJECT」の提言書を手渡して来た。受け取ってくれた道路管理部の星野部長
(写真中央で提言書を持っている方)は内容を精査して少しでも提言に近づける
よう努力しますと語り、我々としては記念すべき第一歩が踏み出せた。
(小林正樹理事お疲れさまー!)

 もとより提出がゴールではない。あくまで第一歩であり、重要なのは今後だが
第一歩が踏み出せなければ千里の道も遠いままだ。これを契機に、お互い理解を
深めて、実のある政策を進めて行きたい。提言書には屈強なパラリンピアン達の
切実な願い(歩道で白杖を自転車に折られて困る)も含まれているので、2020
までに出来ることは全てやって行くつもりだ。

 星野部長以下、道路管理部とは飲みながら話す場も設けてコミュニケーション
を続けるが、国のメンバーにも入ってもらい積極的な意見交換をして行くことで
都の方向性を一緒に決めて行ければと思う。2020から逆算すれば、余り悠長な
ことも言ってられないが、ともかく第一歩は踏み出したのだから、前だけ向いて
歩み続けるしかない。この道は一方通行だから逆走はできないのだ。
(それにしても星野部長より左の都庁職員はまじめ顔、星野部長の右/小林成基
理事長から右の自活研理事は全員ニカニカなのが対照的ー!)

 管理人 拝
Posted by 内海 潤 at 14:48:44 on 2015/04/16 [コメント(0)][トラックバック(0)]

2015年03月31日
満開の桜に志を新たにする(管理人のひとりごと)


 桜が満開である。毎年のことながら、日本人にとって桜の開花は特別な
意味を持つのだ。私にも忘れがたい桜がある。年号が平成になったばかり
の春だったが、入社式の会場だった武道館で見た桜だ。四半世紀以上も前
の話である。

 昔、パチンコ台で花満開という機種があった。確率変動モードに入ると
爆発力があるので人気があった。かくいう私も500円の投資で10万円ほど
出たことがある。でもトータルで見ればマイナス。当時は喫煙していたが、
子どもができたので止めた。以来15年になるが、ただの一本も吸ってない。

 先日、京都から古い友人が出てきて自転車行政談義に話が咲いた。彼の
がんばりで京都市は自転車先進都市になりつつある。曰く、彼を知り己を
知れば百戦危うからず。行政担当者ともコミュニケーションを取ることで
お互いに理解しあえると。またひとつ教えられた。一生、勉強である。

 4月からエクスゲートも第10期。曲がりなりにも続けてこられたのは、
周りのバックアップがあったからこそ。桜の季節には出会いと別れがある。
新たな出会いを楽しみに、青空へ向かって咲く満開の桜に志を新たにする。

 管理人 拝
Posted by 内海 潤 at 18:48:03 on 2015/03/31 [コメント(0)][トラックバック(0)]

2015年03月11日
中国からきた自転車たち(管理人のひとりごと)


 今年も3.11がきた。もう4年になるが、まだ復興は続いている。震災当時、
各地で自転車が活躍したことは記憶に新しいが、中にはゴミかと思うような
中古自転車まで送られ被災地ではありがたいけれども迷惑な話があちこちで
あったとのこと。それでも電車やバスが動かず、がれきの山を自転車で走り
まわれてどれだけ助かったか、という話を聞くと少し救われる。

 さて、先日「ひるおび!」に出演した際にネットではなく自転車店で直接
顔を見て買って欲しいとお願いしたのだが、組み付け精度の良し悪しで同じ
自転車でも差がつくという話をし忘れた(時間がなかった)。翌日のブログ
で書いたのだが、ふとスーパーやホームセンターで売られている安い中国製
の自転車は、いったい誰が組み付けをしているのかが気になったので、友人
で自転車店を営む井上 一さんにお願いして実際の荷下ろし作業を見学させて
もらうことにした。ほぼ完組みで来て、店頭でハンドルを調整し、ペダルを
取り付けて即販売という流れができているという。どんな様子なのか、想像
しながら今朝を待った。

 問屋さんで荷下ろし開始直後の写真だが、コンテナのドアが当たる部分に
緩衝材の段ボールが置かれているのが見える。中国から完成車を取り寄せる
方式に変わってから(それまでは大阪堺から部品で送られてきた時代があり)
年々中国の梱包・輸送準備作業も質が向上して、歩留まり率は95%以上だと
教えてもらう。写真では分かりづらいが、自転車は立てた状態で上下2段、
その上に横積みになってコンテナ天井までギッシリ詰まって運ばれてくる。
作業する問屋の社員さんたちは手際よく上から順々に下ろしていくが順番を
間違えると荷崩れするのだそうだ。

 下ろした自転車は互い違いに置いて詰めて並べていく。順次小売店へ向け
卸していくのだが、それまでの置き場所がないと問屋さんはできない。雨の
日はカバーを掛ける手間が増えてさらに大変なのだそうだ。今日の自転車は
店頭価格で1万円前後の、いわゆるママチャリ。このところの円安もあって
原価が大幅上昇していて7,000〜8,000円台だというから大して儲からない。
それでも、この価格帯の自転車はコンスタントにニーズがあるから薄利でも
扱うのだそうだ。

 作業開始から約1時間で荷下ろしは完了。我々は礼をいって退散したが、
何事も現場百回で、知らないのと知っているのでは大違い。百聞は一見に
如かずという言葉通りの経験をさせてもらった。中国製の自転車は粗悪品
も多いというイメージはあるが、日本向けの仕様としてサドル、ブレーキ、
ハブ(車軸)は日本メーカーが中国で作った部品が標準搭載されるらしい。
確かにBAAマークは貼ってないが、今回見たママチャリは値段相応の商品
で粗悪品とは思わなかった。細かな仕様変更にも応じてくれるようだが、
変更するにもコンテナ1台分(240台)買うのか、と訊かれるのだそうだ。
代金は前金で港払い、中国本土でも奥地で生産した自転車は安いが、反面
輸送コストがかかるので悩ましいとのこと。ふむ、知らないことばかりだ。

 見学終了後、さいたま市内の自転車工房いのうえに場所を移して自転車
談義に花を咲かせた。定休日なのに私に長時間付き合ってくれた井上さん、
本当にありがとう。自転車業界の常識を少しずつ変えていきましょう。あ、
そうそう。自転車工房いのうえ に安い自転車は置いてない。安い自転車を
求める方は量販店で買えばいいと思うから。その代わり、完組みで届いた
自転車でもグリスアップやワイヤー詰めをやってから販売しているそうだ。
さすが、見上げた職人魂である。自転車はこういうお店で買いたいものだ。
自転車工房いのうえ

 管理人 拝
Posted by 内海 潤 at 21:24:31 on 2015/03/11 [コメント(0)][トラックバック(0)]

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管理人プロフィール

内海 潤
(うつみ じゅん)

自転車ツーキニスト。1966年9月14日生まれ(52歳)兵庫県出身。筑波大学卒業後に株式会社リクルートへ入社。振り出しは人事部で社員採用に携わる。転職情報誌「B-ing」、「とらばーゆ」や旅行情報誌「じゃらん」などの営業職を経て、関連会社へ出向。スカパー! 局のAct On TV勤務時代には映像制作業務を経験。退職直前に最後の仕事として制作した「発見! 自転車ライフ」は後年、同チャンネルで人気番組シリーズとなり、団長安田さん出演で現在も続いている。退職する一年ほど前から自転車の魅力に取り憑かれて自転車通勤を始め、どんどんのめり込んだ結果、多くの方に広めたいと、18年半勤務したリクルートを自己都合退職して自転車関係の事業会社エクスゲートを起業。自転車通勤者応援サイト「TOKYOツーキニスト」を立ち上げた。活動を通じて後に共著者となるmonoマガジン創刊編集長の飯島氏と出会い、フリーマガジン『読む自転車・ふたつの輪』の編集やJCA(公益財団法人 日本サイクリング協会)機関誌『サイクリングジャパン』の副編集長を経験。飯島氏らと共に自らの身体を実験台にして痩せる技術を確立させ、『これが男の痩せ方だ!』を共著、2011年3月に出版した。2012年2月からはNPO自活研「自転車検定」の復活に尽力。同年4月から東京サイクルデザイン専門学校で自転車のルール、歴史、コミュニケーションとプレゼンテーションに関して教鞭を執る。2013年1月から2年間は南青山にある株式会社シマノが運営するLIFE CREATION SPACE OVE(オーブ)にて自転車文化の発信に務めた。現在、NPO自活研(自転車活用推進研究会)の事務局長として自転車の市民権確立を目指しテレビ・ラジオへの出演や講演・執筆などを行う一方、超党派の国会議員で構成する自転車活用推進議員連盟の運営を事務方としてサポートしている。双子(一男一女)の父親。