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コラム

管理人のひとりごと

2008-01-09
自転車通勤の労災認定に関して(社労士の見解)(管理人のひとりごと)


幾分古い新聞記事ではあるのだが、我々ツーキニストにとって朗報となる
内容を発見したので紹介しておく。少々文字が小さく読み辛くて恐縮だが、
是非ともお読みいただきたい。

これまでグレーゾーンとされて来た自転車での通勤途上の事故が労災認定
されるかどうかについて、この記事を読む限りほぼ全て補償されるという
ことになる。本当にそうなのか、専門家に確認してみた。

自活研メンバーに社労士(社会保険労務士)の先生がいるので、
この記事の内容について確認したところ、下記の回答を得た次第。
長文なので時間のある時にお読みいただきたい。

<以下本文>
労災認定の件、私自身社会保険労務士ですので
その立場からご説明できればと思います。

労災の認定は業務上の災害と通勤災害の2つに別けて認定が行われますが
その2つについて、認定以後の保障内容や保障期間についての差はありません。
ただ、業務中に起こった事故と通勤に関して発生した事故では認定の基準が
異なりますのでこの2つを別けて考えることとなっております。

自転車通勤途上での交通事故に関する労災認定は、新聞記事にありますように
ルールを逸脱していない限り、基本的には認定されるべきものと考えられます。

通勤災害として認定されるためには新聞記事にありますように、
3点の基準をすべて満たしていなければなりません。
①『就業に関し』
②『住居と就業の場所との間』で
③『合理的な経路及び方法』   

「就業に関し」は業務のために就業場所に向かうことを言い、休日に忘れ物を
取りに職場に向かったり、組合活動のために会社に行くことは含まれません。
(組合専従者が職場に向かうことは除きます。この場合も組合の労災認定であり、
会社は関与しません)
また、一度会社へ出たものの忘れ物をしたことに気づき住居へ戻り、再度出社
する途上であったとしても特段の排除すべき事由がない場合は認定されます。

「住居と就業の場所」が最も認定の可否のトラブルが多い部分ですが、
逸脱及び中断があるとそれから先は通勤の途上とは認定されません。
つまり、会社帰りに通常の経路とは違うルートを取って他の用事をした場合には、
再び通常の経路に復帰したとしても「逸脱」した経路をとった以後は通勤とは
認定されません。会社帰りに本屋に立ち寄ったり、買物をするのがこれにあたります。
出張先のホテル、月1回以上は発生している実家からの出勤は住居と認定できます。
「中断」は少し面倒ですが、通勤経路であっても喫茶店でお茶を飲んだり、
映画を見る、買物(日常生活上必須といえないもの)をすることはこれにあたり、
用事以後は通勤と認定されません。

また、「職場の同僚と花見に行く」、「会社の行事として忘年会に出席する」、
「会社のクラブに参加する」ことは参加が半ば強制であっても業務ではないため、
帰路がいつもの通勤のルートであっても「中断」にあたり通勤とは認定されません。
(そもそも自転車であっても、飲酒運転は道交法違反になります)

「合理的な経路及び方法」とは通勤のルート、方法が社会通念上認められること
をいい、近道だからと言って鉄道の軌道内を歩いたり、記事にあるような飲酒
での車両使用は合理的なものとは認められません。
遅刻しそうだからと言って法定速度を大幅に超過するような運転で事故を
起こした場合にも、合理性がないものとなります。

上記のような基準に照らして判断した場合に、それに抵触していなければ
基本的には通勤災害として認められ労災が適用になります。

お尋ねの、自転車で通勤した場合に労災認定が行われないと言う事例は
ないものと思いますし、そのように見える事案につきましても、「自転車での
通勤」でなく「それ以外の事由」による不認定と思われます。

公共の交通機関が整備されていない地方では自転車通勤を禁止している会社は
あまり聞き及びませんが、都会ではそういったところも多いように感じます。
自家用車通勤を同時に禁止している場合が多いと思いますが、
自家用車をそのまま業務に使用することを認めて、借り上げ契約を
している場合には自転車のみが禁止され、公共交通機関を利用するように
指示されることになってしまいます。

私の知る範囲では、やはり自転車通勤において事故の発生することが多いため、
労災手続きということだけでなく、従業員の安全も考えたうえで公共交通機関
を使用させることにしているところが多いように思います。

では、なぜ自転車通勤で事故の発生が多いのかと言うことになると、
これは皆様の活動で推進しておられますように、自転車道の未整備のような
問題が挙げられると思います。

特に通勤時間帯においては車道のみでなく歩道でも往来が激しいため、
対自動車だけでなく歩行者との事故も頻発しますので、従業員本人の怪我に
よる遅刻・欠勤でなくとも、自ら加害者となってしまう事故でも遅刻・欠勤の
リスクを考慮しなければならない状況は正常な企業活動の運営にプラスでない
と判断することになります。

であれば、通勤に公共交通機関が利用できる地域にあってはそれを利用させる
ことにしたほうがリスクは小さくて済むという考えでのことでしょう。

駐輪スペースの確保が困難と言った物理的問題による場合もないわけでは
ありませんが(実は弊社もそうですが、オフィスビルに入居しており敷地に
余裕がありませんので駐輪スペースはまったくありません。そのため歩道に
駐輪してしまうと周辺の方や歩行者に迷惑ですので、この場合は遠慮してくれ
と言わざるを得ません)、割合は小さいのではと思います。
<本文引用終わり>

管理人はこの回答こそがベスト回答だと思うのだ。つまり、法律では縛って
いない。就業規則にあろうがなかろうが、労災認定はされる。(ただし労災
隠しがあれば別だが)会社側にメリットとリスク回避の方策提案があれば、
問答無用の禁止令は解除されるに違いない。現にアメリカ企業などは積極的
に奨励している事例が山ほどある。米国サン・マイクロシステムズ

日本企業も追従してくれる所を増やしたいものだ。23区内に限らせてもらうが
管理人はお呼びが掛かれば、いつでもどこでも駆けつけるつもりだ。

それと!帰宅途上の買い物に関してはそれが必須であると認定された場合は、
それ以降についても労災認定されることがあるが、基本的に逸脱・中断以降
はより一層、事故に気をつけて走っていただきたい。
Posted by 内海 潤 at 05:12:02 on 2018/07/17

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管理人プロフィール

内海 潤
(うつみ じゅん)

自転車ツーキニスト。1966年9月14日生まれ(51歳)兵庫県出身。筑波大学卒業後に株式会社リクルートへ入社。振り出しは人事部で社員採用に携わる。転職情報誌「B-ing」、「とらばーゆ」や旅行情報誌「じゃらん」などの営業職を経て、関連会社へ出向。スカパー! 局のAct On TV勤務時代には映像制作業務を経験。退職直前に最後の仕事として制作した「発見! 自転車ライフ」は後年、同チャンネルで人気番組シリーズとなり、団長安田さん出演で現在も続いている。退職する一年ほど前から自転車の魅力に取り憑かれて自転車通勤を始め、どんどんのめり込んだ結果、多くの方に広めたいと、18年半勤務したリクルートを自己都合退職して自転車関係の事業会社エクスゲートを起業。自転車通勤者応援サイト「TOKYOツーキニスト」を立ち上げた。活動を通じて後に共著者となるmonoマガジン創刊編集長の飯島氏と出会い、フリーマガジン『読む自転車・ふたつの輪』の編集やJCA(公益財団法人 日本サイクリング協会)機関誌『サイクリングジャパン』の副編集長を経験。飯島氏らと共に自らの身体を実験台にして痩せる技術を確立させ、『これが男の痩せ方だ!』を共著、2011年3月に出版した。2012年2月からはNPO自活研「自転車検定」の復活に尽力。同年4月から東京サイクルデザイン専門学校で自転車のルール、歴史、コミュニケーションとプレゼンテーションに関して教鞭を執る。2013年1月から2年間は南青山にある株式会社シマノが運営するLIFE CREATION SPACE OVE(オーブ)にて自転車文化の発信に務めた。現在、NPO自活研(自転車活用推進研究会)の事務局長として自転車の市民権確立を目指しテレビ・ラジオへの出演や講演・執筆などを行う一方、超党派の国会議員で構成する自転車活用推進議員連盟の運営を事務方としてサポートしている。双子(一男一女)の父親。